カラオケで本当は自分が歌いたい曲があるが高音の曲で声が出るか不安。または挑戦した事はあるが声が裏返ってしまった過去がありチャレンジする自信がない。それから高音部分で音を外してしまって微妙な空気にした事がある。
高音に失敗したり挑戦できない原因は主に高音を発する時の喉の使い方がわからなかったり、喉に関しての知識がない事が原因です。
僕は高い声が出せる方でしたが、喉が枯れて後半は思うように歌えない経験があります。僕は本を読んで喉の使い方を学ぶことで克服しました。参考本として以下に貼っときます。
【参考本】
・魅惑のハイトーンボイス養成メソッド
・ハリウッドスタイル実力派ヴォーリスト養成術
個人的なオススメは魅惑のハイトーンボイス養成メソッドです。ハリウッドスタイル実力派ヴォーリスト養成術はより具体的な方法を書いているが、英語を直訳したような文章で読みずらさを感じました。
話はそれましたが高音を歌う為の喉の使い方は3つのポイントで習得できます。
- 正しい呼吸法の基本
- 発声時の喉の使い方
- 喉のケア
高音を出す際の正しい呼吸法
高音を出すためには正しい呼吸法で鼻から息を吸う事が重要です。腹式呼吸を意識し、鼻から空気を肺に入れます
高音を出すためには十分な空気を吸い込むことが必要です。腹式呼吸は肺に十分な空気を取り込むことができ、発声に必要な力強さを得ることができます。また、鼻から空気を取り込む事で喉の乾燥を防ぐ事ができます。それから腹式呼吸はストレスを軽減し、リラックス効果もあるため、高音を出す際にも緊張を解きほぐすことができます。
【腹式呼吸を行うには】
腹式呼吸はお腹を膨らませる呼吸法です。深呼吸をする際にお腹を膨らませるようにします。 胸式呼吸では胸が膨らみお腹がへこむ!そうすると物理的に肺の可動域が狭まり空気を最大限取り込めません。
歌う際に最大限肺活量を生かす必要があります。腹式呼吸で肺の可動域を最大限に生かし、鼻から息を吸うことで喉の乾燥を防ぐ事で高音を上手く歌うことにつながります。
発声時の喉の使い方
高い声を出す際は力んで喉を締め付けずに発声できる事が重要です。
声帯は下記の図のように2枚の筋肉が振動する事によって発声しています。振動数が上がれば高い声が出て、下がれば低い声が出ます
左:息を吸う時
右:発声時
つまり振動数が上がるということは、その分摩擦が増えます。さらにリキんで高音を出そうとすると振動数が増えただけでなく、リキむ事で摩擦のちからが増幅し声が枯れたり、喉を痛めることにつながります
歌手や声優は高い声を出すために喉の使い方を習得しています。例えば高い声で知られるマライア・キャリーやアリアナ・グランデは、喉の使い方を上手く利用して高い声を出すことができています。また、演劇や声優の分野でも、キャラクターの声を表現するために、喉の使い方が重要となります。
高音を出す際は喉に力が入らない発声法を心がけて練習しましょう
喉のケア
喉を使って高い声を発声する際の喉の負担はご理解いただけたと思います。
喉のケアは結論から言うと水を1日2リットル飲むことです。本当は4リットルがベストですが最低限2リットルで、その理由は喉を潤すことです。
しかし喉を潤すのに2リットルもいらないでしょ!と思いますよね。
よく考えれば単純なんですけど、水を飲んでも喉に即吸収されるわけではないです。人体の構造上一度体内に取り込んで肝臓や腸など生存に必要な臓器から水分を供給し最後に声帯です。声帯に水分が回ることで滑らかな痰が喉に定着し、潤滑油として働きかけます。水分の補給は米国音楽療法協会(AMTA)も推奨しています
浜崎あゆみさんはライブやレコーディング前に十分な水分を摂取することを習慣にしていると報道されています。 オペラ歌手の中村喬子氏は、練習後には温かいお茶でうがいをすることで、喉の疲れを回復させていると述べています。
水分補給は喉に潤いを与え、高音を出す際の喉のケアに必須です。日々の習慣で1日2〜4リットルを摂取するように心がけましょう
まとめ
高音を出す際はまず腹式呼吸で肺を最大限活用して、喉の知識を理解した上でリキまず声帯の摩擦を軽減することを意識する。それから1日水を2リットル〜4リットル飲むことで水分が体にいきわたり、滑らかな痰が潤滑油になって発生時の喉の摩擦を軽減しましょう。そうする事で高音がより出しやすくなります
知識を深めて日々の練習に取り組みましょう。
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